乾燥の季節に。ドライアイや疲れ目と肝。

メタセコイヤ

乾燥の季節に。

乾燥の影響を受ける臓器や器官は肺と大腸、喉、鼻などと言われていますが、直接外気にさらされている目も例外ではありません。目は粘膜が外気に触れている分ダメージも大きくなります。
ドライアイが悪化しやすいのもこの季節。

東洋医学では
「肝の不調は眼に現れ、眼を酷使すると肝が弱る」と言われています。肝と眼は経絡でつながっていて互いに影響を受けあっています。

肝の働きは一言でいうと「デトックス」です。
全身を巡ってきた血液は老廃物や毒素を肝に運んできて、肝は分解酵素の働きでこれらを分解して排出します。

ただこの働きは自然界の物質、自然な生命の営みによって生じた老廃物を分解するようにプログラミングされているはずです。
現代人の血液の中には様々な化学物質、薬物、合成された添加物などが含まれています。
これらを分解するのは肝にとって不可能なことです。

(インスタグラムより)

あなたが『身体」という町内会のごみ処理施設担当だと想像してみてください。
町内を回ってきたごみ収集車から生ごみ、燃えるゴミだけでなく化学物質や薬品、プラスティックなど雑多なごみが運び込まれたら、処理しきれずに途端にごみ屋敷になってしまいますよね。

現代人の肝はまさにこの状態です。
おまけに肝はストレスにめっぽう弱い臓器と言われています。ストレスフルな現代人の肝はそれだけでもハードな状況にさらされています。

また、情報の80%は眼から入ってくるといわれています。眼は1日中フル稼働。加えて現代はパソコンやスマホが生活や仕事の必需品。眼は酷使されています。

まさに肝にとってはダブルどころかトリプルパンチ。
そんな肝と眼を養う養生食を薬膳の観点から考えてみました。

具体的なレシピは後日アップさせていただきます。