今は春の土用です。

クレマチス

一年に4回ある土用。今は春の土用の真っ只中です。
土用の過ごし方、養生は季節を問わず基本は同じです。
少飲小食、早寝早起き、適度な運動

土用に限らず、春は東洋医学では肝が動く、弱る季節と言われています。
肝は気を巡らしてリズムを司る臓器

タラの芽と明日葉  山菜の天ぷら

「気」は体内を巡る目に見えないエネルギー。気が巡ることによって血も水も巡り身体の調子が整います。
肝が弱ると、気の巡りも悪くなり症状としては
急にかゆみが起こる、眼がピクピクする、筋肉がピクピクする、やる気が起きない、身体のリズムが乱れる
など。五月病などもその一つ。

肝の養生、春の土用の養生の基本
☆冬を過ごしてきた身体は余分な脂肪や不要なものをたくさんため込んでいる状態です。
立春からあと、少しずつデトックスを心掛けます。
そのためには春になると出てくる山菜がおすすめです。苦みのある食材はデトックスを助けてくれます。
☆毎日のウォーキングなどでリズムを整える。
☆朝起きる時間を一定にして朝一番に朝日を浴びて体内時計をリセット。
☆夜は早く寝る。20:00~2:00はゴールデンタイム。この時間に熟睡することが大事です。

そして気を巡らせるのを助けてくれるものは

やはり目に見えない香りです。
アロマ、ハーブ、香味野菜。セロリ、パクチー、大葉、木の芽(山椒)などなど。
香りは大脳皮質にダイレクトに働きかけ気が巡りやすくなります。

ハーブ

この季節、筍に欠かせないのは山椒の若葉、木の芽も香味野菜の一つ。

旬のものx旬のものでデトックス&気巡りを助け、春の土用を乗り切りましょう。
あと参考までに土用の期間中は農作業、ガーデニングなどの土いじりや旅行、引っ越しなどもしないほうが良いとされています。