小正月から冬の土用へ

雑穀入り小豆粥

1月15日は小正月。我が家でもこの日は小豆粥の日。小豆の赤は邪気を払うといわれ平安時代の頃から伝わっている風習だといわれています。
去年は煎り玄米で作ってみましたが今年は小豆&雑穀プラスで、むらさきもち麦をトッピングしました。
毎年少しずつ趣向を変えるのも楽しみの一つ。その時のマイブームがあらわれますね。

小正月を過ぎると、ことしは1月17日から冬の土用に入ります。2月4日の立春の前日までの18日間。
冬の土用は冬の「寒邪」が極まる季節。一年で一番寒い時期で前述の「寒」の期間とも重なります。

この季節、厳しい寒さと空気の乾燥に加え、そろそろ花粉も飛び始める季節。
風邪や胃腸の不調などで体調を崩しやすく体調管理が必要になってきます。

土用は言い換えれば次の季節に移り替わる前の変化の時に当たるため、心や身体も不安定になりがちです。

来るべき春を万全な体調で迎えるためにも土用の過ごし方は大切になってきます。

春夏秋冬、土用の期間の食養生として共通しているキーワードは「少飲小食」
飲み過ぎないこと、食べ過ぎないことこれにつきます。

プラス、冬土用は冷えを防ぐ食べ物で血液循環を良くして寒さに弱い「腎」を補う黒色食材がおすすめです。

黒豆、黒ゴマ、海藻類、キノコ、ゴボウなど。

また、米などの穀類や米みそ、黄色味のある甘みを含んだ食材は乱れたバランスを整えるエネルギーを持っています。

暮れに作った干し柿が甘くなる季節。これも天の恵みですね。

黄色味のある甘み食材。そのままでも美味しいですがいろんな料理にアレンジできる食材です。

あとは無駄に動き過ぎず、ゆったりと過ごすことを心掛けて、寝る一時間前にお風呂に入りましょう。

湯船にゆったりと浸かり、身体を芯まであたためてくださいね。40℃~41℃くらいのお湯に20分程度がベストです。

夜は早めに室内の照明を落として入眠への準備を。
スマホやテレビも就寝1時間前までにして。
ここはいつも同じですね。

春を元気で迎えるためにも土用の過ごし方、大事です。