暦の上では夏の始まりです。
夏来たる、夏立つ日。
薫風が肌に心地よく眩しいばかりの新緑に包まれる季節です。
八十八夜の初摘み茶から始まる新茶も出回り始めます。
同時に春の土用も明け夏を間近に感じる季節。
そろそろ衣替えの準備もしたいですね。
一方五月病に代表される心身の不調も出やすい時期です。
GWが明けた頃からなんとなくだるい、やる気が出ない、夜眠れない、気分が落ち込む。
夏の養生の基本は早寝早起き。全ての命ある物が生長し自然界の陽気が盛んになって行く季節の始まり。
陽の出も早くなり朝早くから外は陽の気が満ちています。
早朝の散歩で。
この季節、朝は早起きして外に出て深呼吸して天の気を吸い込みましょう。
早朝の小鳥の囀りは朝の空気を食べていると言われています。
東洋医学では天の気と地の気(大地で採れた食物)から生きるエネルギーが作られると考えられています。
筍の木の芽和え
大根と青じその平兵衛酢和え
朝、天の気を胸いっぱいに吸い込み、体内にあった汚れた気を吐き出しましょう。それだけでもう爽快な気分に。
また、朝太陽の光を浴びることでセロトニンが分泌されそのセロトニンを原料にして夜になると眠りを誘うホルモンであるメラトニンが生成されます。
セロトニンはご存知の通りしあわせホルモンと言われています。
幸せホルモンの分泌には腸内環境も大きく関わりますがそれについてはまた後日お勧めの食材とともにアップします。
夜眠れない方は早起きして日光を浴びながら歩いて見るのもお勧めです。