山形の郷土料理「だし」

立秋も過ぎ朝夕の空気がほんの少し変わり始めるころですがまだまだ日中の暑さは続きます。
そんなころにおすすめの簡単メニューを。

夏野菜のパワーをダイレクトにいただく山形の郷土料理「だし」のご紹介です。
山形で暮らしたことのある亡き叔母に教えてもらった料理です。
語源は諸説あって、
出汁のようにほかの食材を引き立てることから「だし」となった説や畑の野菜を取ってきてほうちょうで細かく切って”出す”ことから「だし」となった説とか、野菜を刻んで手早く「出す」ことから「だし」となった説など。

もう作り方の80%は言っちゃいましたね。
とっても簡単、素朴な料理ですが夏、食欲がないときでも美味しくいただけます。
夏の暑さで体内にたまった熱を逃がしてくれるきゅうりやナス。大葉の香味が気を巡らして体の中の循環がよくなります。ピリッとした辛味は身体の中を温めてくれます。みょうがは血行を良くして発刊を促し食欲増進や消化を助け、冷たいものの摂りすぎによる胃腸の不調を改善してくれます。
生姜も薬味として使うと冷えたおなかを温めてくれます。
昔から夏に薬味として生姜を食べると医者いらずといわれているそうです。

この簡単なレシピの中にまさに夏の食養生が詰め込まれていますね。
是非お試しあれ。

材料  2人分
きゅうり 1/2本
ナス  1/2本
大葉  4~5枚
オクラ  3本
みょうが  1個
生姜   1
麺つゆ  大さじ2

作り方
きゅうり、なすは5mm角に切る。
オクラは輪切り、大葉は千切りに。みょうが、生姜も細かく刻んで全部を混ぜ合わせる。
最後に麺つゆを入れてよく混ぜる。出来上がり。
だし